ここからは、転職体験をリアルに語っていこうと思う。応募前〜入社〜実務〜退職に至るまでを振り返るよ。
まぁ、私はなんだかんだで10回以上は転職している。
ある意味、転職のプロw転職のプロとは言わないかな??
それでも人並みに生活し、海外旅行も行きつつ、なんだかんだで好きなコトはしながら生きていると思うよ。
どうやって、転職できたのか、商品先物取引業界とはなにか?なども含めて綴っていくよ。
職探しはハローワーク
当時、インターネットはあったけど、まぁ、今ほどメジャーなものではなかったよね。アルバイトも雑誌を『買って』応募する時代。今は雑誌のアルバイト雑誌もあったりするけど、無料だよね。雑誌を『買って』までアルバイト探しなんてしないよねw
今も昔も、とりあえずは『ハローワーク』。
俗にいう『ハロワ』だよね。昔は『職業安定所』って呼ばれていたんだよ。そう、『職安(しょくあん)』。
懐かしいなぁ!と思う人、そんな呼び方だったの?そう思う人は様々だと思う。
パソコンで職探し
ハロワでパソコンで職探しをするよね。それは今も昔も同じだね。
そこで見つけた『商品先物取引』の会社。
もう、その頃なんて、『商品先物』なんて名前すら知らないよ。どんな会社なんかなんて知らない。無知だ!私の応募の検索条件として、
- 9時5時の仕事
- 残業なし
これをメインで探していたね。ぶっちゃけ今でも子この条件は変わっていない。
でも、とりあえず応募して、面接までこぎつけた。
そして、アルバイト先のマスターに、
『マスター!とりあえず面接までこぎつけましたぁ』と、報告。
マスターおぉ。どんな会社なんや?



商品先物取引の会社みたいです!!



おい、える。…。それ、本当に大丈夫なんか…?



はい!事務だし大丈夫大丈夫!!
そう、営業ではない。あくまでも『事務』のお仕事だ。だからヨユー!と思っていた。
そして、実際、募集要項の内容通り、事務のお仕事で良かった★
試験と面接
この会社を受けるのに、入社試験と面接があることはわかっていた。
入社試験なんて何するんだろ?って思うよね。本当にドキドキしたよ。
大学入試試験みたいなものが出てきたらどうしよう…とすら思った。でも違った。
入社試験
入社試験は、思ったよりもシンプルでした。出題内容としては中学レベルのもの。
漢字の読み方とか書き取り。因数分解などの計算。そういったもので良かった!前職が塾の先生していたからね!もうそのへんはヨユー!
漢字は『約定(やくじょう)』とか『限月(げんげつ)』とか金融用語に関するものが多かった。
やっぱりそういうとことは金融だね。
面接
面接は1回だけ。支店長面接だった。
その時のコトを覚えている。



私の試験結果の順位はどれくらいでしたか?
今から思えば、なんたる無謀!!どんだけ自身満々なんだよw本当に恥ずかしい(〃ノωノ)
おかげさまで、合格しました。
後で支店長に言われたんだけど、
支店長:『いやー、あそこまでズバッと聞いてくる人はなかなかいないよ。まぁそれが合格の決め手だったんだけどね』
はい、スミマセン…。若気の至りです…。
金融を知る。
知識ゼロで金融のセカイへ飛び込む。
サッパリわからんw
でも若いから頑張れる!仕事も覚えようとする!
商品先物取引とは
まず、商品先物取引という言葉を初めて知る人もいると思う。簡単に説明してみよう。株式と違うね。文字通り『商品』を扱っているんだ。実際手に取れるものだったりするよね。
営業の人は、その名の通り、「この商品を買いませんか?」と営業してくるのだ。でも私やっていた仕事は、商品先物取引の事務方。後方支援だね。


注文受付
この頃は、まだ今みたいに完全なるインターネットの注文はできなかったんだ。
証券会社もネット取引なんてあまりなかった時代。丁度人の手からネットへの変更する境目の時代だった。そんな中、私のメインの仕事は、注文入力。
注文を出す上司の言葉を聞きながら、注文内容を入力して注文する仕事だ。
ある意味、商品先物の銘柄は限られていて、
金、白金、原油、ガソリン、灯油、とうもろこし、コーヒー豆、大豆。
メインの取引はこのあたりだったから、銘柄覚えるのはカンタンだったよ。
そして、金融用語が飛び交う。
『ガソリン、先、1枚ヤリ』とかね。
ある意味楽しかった。
市場のリアルの動きが見えるからね。
ここで金融に目覚める私。
経理
事務の人は、もう一人いて、その人は最初、経理の仕事をしていたんだ。ある程度年数経ってから、仕事を交代。
次に経理の仕事をするようになった。
この頃なんて、もちろん、簿記の知識なんてゼロ。
最初は帳簿の付け方を覚えるために、万年筆を使って、ひたすら帳簿を見ながら書く練習。ひたすら書く。すると覚えるんだ…。勘定項目を!!
簿記の勉強をした人ならわかると思うけど、最初、この勘定項目の意味すら知らないよね。そして、『これは何費になるんだろう?』それすらわからない。
でも超アナログだった時代。経理ソフトなんてまだ普及していない時代。手書きの時代。体験していて良かったと思うよ。
後に簿記3級と認定テクニカルアナリストの資格を取る。


営業の仕事
私は事務の仕事をしていたんだけど、おそらく、このブログに到達する人は、商品先物取引の会社に就職しようかな?と考えている人だと思う。おそらく『営業』だ。事務側からの視点だけど、お伝えしよう。当時の営業の仕方だけどね。
電話をしてアポを取る
当時は、電話をしてアポ取りをしていたんだ。(今は知らない)
電話をする、ということだから何を見て電話するのか?もちろん名簿だ。名簿屋さんで名簿を買って電話をかけまくる。今は、「個人情報保護法」があるけれど、当時は途中からこの法律ができたからね。だから名簿なんてもの、世の中に流通していたのだ。
どこかの大学の名簿だったり、どこかの会社の名簿だったり、電話帳だったり。
色んなものを見ながら電話をかけていたよ。
実際に会いに行く
アポが取れたら、実際に会いに行って、注文を受けてくる。お客さん先から電話して「今から注文出しますんで!!」とか言って注文を受ける。そして、成立。お金は振り込んでもらったり、実際にお客さんからお金を預かってきたり。
実際、預かってきたお金も見た。私が現金で見たお金。1200万円。札束いっぱい!ちゃんと1200万円あるのか確認しないといけないからね。
数え終わって、キチンとあった。帯のついた札束を横に並べた。縦に積んでみた。実際、見たら「こんなに少ないのか…」と思ってしまうんだよね。
注文をする
お金が実際に入金されたら、注文を出せる。先ほどの「ガソリン、先、1枚買い」とかだね。注文を出して約定すれば、とりあえず、OK。あとはどのタイミングで売却するのかは、ある意味お客さん次第。
きっちり相場を見ている人は本当に確実に利益を出しているんだよ。その辺は今、株をやっている人と変わらない。やはり相場を知っている人は強いよね。でも問題は「知らない人」だ。
もちろん、損することもある。そして、ある程度含み損が出たら、「追加証拠金(追い証)」を入れないと強制的に売却をしないといけない。そのあたりはFXをやっている人なら知っていると思う。でも、初心者は知らないと思う。だから、本当に最悪、大損してしまう人もいたんだよ。
だから、こういったハイリスク・ハイリターンの投資商品は、初心者は手を出しちゃダメなんだよ!
辞めた理由
さて、順調にいっているかと思えたこの会社。なんで辞めたのか気になるよね~。
気に入っているならなんでずっと働かないの?て思うもんね。
その理由の1つとして
『他社との合併』
働いていた会社は吸収した側になるんだけど、やっぱり他社の人が入ってくると、違う文化を持ち込む。それが嫌だった。
例えば『慰労会』。なんで休日に『慰労会』なんて出ないといけないんだよ。休日に「慰労会」と称して参加することが義務化されたと感じたとき、「これは仕事とプライベートの境界が曖昧になりすぎている」と感じたよね。これまで無かったこと。私には『ブラック企業の象徴』に思えたのです!
いや、フツーにブラック要素はゼロとは言わなかったけど、さらなるブラック!!
こういう理由で辞めました。
まとめ
今はなんでもパソコンでできたり、アプリでできたりする時代。
でも基礎的なことはほとんど変わっていないんだよね。
アナログの良さ。それを利用してステップアップできたと思っているんだ。
もちろん手書きとかならその分時間はかかっちゃうんだけどね。それ以後のスキルアップには十分すぎるものを得られたよ!
この時から私は『とりあえず働いている会社で1つは資格を取るようにしよう!』と心に誓ったのであった。
商品先物の会社で取得した資格は『認定テクニカルアナリスト』。
チャートを読む専門家の資格だよ!マイナー資格だけどね。今の私の相場生活を支えてくれている大切な資格だ★
転職を考えているあなたへ。未知の業界に飛び込むことは怖いかもしれませんが、「覚えよう!」「身に付けよう!」という姿勢こそが、あなたのキャリアを後押しするよ。どんどん挑戦してみようね。
次の転職は証券会社だよ!


それでは、皆さま、ごっきげんよー★









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